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2004/04/30 10:20
ロシア・ジュニア連覇!

 

昨日のジュニア団体最終班でロシアが連覇を達成した。
他を寄付けない演技内容は見事で、2位のルーマニアに1点以上の差を着けての連覇となった。
ただ、最終ローテーションの床での細かなミスの連発が残念でならない。

平均台では、この種目のみにエントリーしてきたイワノワ選手が、素晴らしい演技を見せたものの、
GOサインの出る前に床の音楽が鳴り始めると同時に演技を開始してしまった為、
0.6の減点を課せられ8.650に終わった。
今までGOサイン前に演技を始めようとしてコーチに止められる選手は何度か見たが、
20秒以上演技し続けて止められたのを初めて見た。
驚いたのはその後の彼女の落ち着いた表情と演技内容だった。
動揺して崩れる事もなく、ぐらつきを上手く調整して次の動きにつなげるなど、
能力の高さと強い個性を感じた。
ちなみに、制止された演技も素晴らしい実施で種目別のメダルに限りなく近い選手だったと思われる。

近年のロシアなら、ここでミスの連鎖反応が起きて自滅する事が多かったが、
次のクリュキナは無難にまとめて9.050、圧巻はラストのロジェチコで、
価値点10点で9.575を叩き出し、場内から大きな歓声が上がった。
通常、平均台を表と裏に分けて台端で方向転換する選手が多いが、
彼女の演技構成はとても独創性が高く、
ひねりと宙返りを次から次へと組み合わせて次から次へと方向が変わる。
それをミスなく演じられる事に驚かされた。


2004/04/29 18:35
ジュニア3班

 

ジュニア3班にはスペイン、ベラルーシ、クロアチア他が出場。
シニアではゴメス、モレノ等、
スピード感と高難度の技を正確に連発する印象があるスペインですが、
今大会のジュニアに関しては、演技に余裕がなく、シニアとの大きな力の差を感じた。

この所低迷の一途と言う感が拭えないベラルーシに関しては、
床の表現力、振付、演技構成などはトップクラスの内容で見応えのあった。
ただ、平均台、段違い平行棒での落下の多さが残念でならない。
指先の使い方や体線の美しさは目を引く物があるので、
技の安定度向上が必要不可欠だと感じた。
1.CRO 99.671
2.GER 97.522
3.BLR 96.897
4.ESP 95.396

2004/04/29 14:35
ジュニア2班

 

ジュニア団体2班には開催国オランダの隣国ベルギーが登場。
近い事もあり多くの応援団で活気ある試合になったが、
全体的にミスが多く、これから登場する上位国との力の差を強く感じた。
ベルギーのMYS選手が平均台から着台なくストンと落下した際は驚いたが、
大事には至らず演技を続行した。
ベルギー選手はジャンプ系の完成度は高いものの、
ミスが多く演技の流れの悪さが気になった。
1.GER  97.522
2.CZE  94.233
3.BEL  93.123
4.POR  92.499
5.SWE  92.347
6.HUN  91.385
7.SLO  90.185
8.ISR  89.473
9.SUI  89.409
10.ISL  89.171
11.POL  88.221
12.AUT  84.209

2004/04/29 12:28
ジュニア1班

 

ヨーロッパ選手権では、前選手権の低い順位順に組分けされる為、
観客の出足も少なく、少々さみしいスタートとなった。
強豪はすべて最終班に集中するため、
1,2班は特に淡々と試合が進行すると思われる。

1.GER 97.522
2.CZE 94.233
3.SWE 92.347
4.HUN 91.385
5.ISR 89.673
6.ISL 89.171
7.POL 88.221

2004/04/29 11:35
ロシア3名全員が全種目エントリー

 

連覇の掛かるロシアは、ホルキナ、ザモロドチコワ、パブロワの3選手が全種目エントリー!
ウクライナは、コジチとヤロツカが全種目、クラスニャンスカが得意の段違い平行棒と平均台、
残り2種目の内、床をクワシャ、跳馬を国際Jr出場のシュテルバチクがエントリーされた。
ルーマニアは、ソフロニエのみが全種目エントリーし、ポノルが段違い以外の3種目、
ロスが平均台以外の3種目、エレミアが段違いと平均台にエントリーし、ストロエスクはリザーブに回った。
出場の危ぶまれたオランダのハルメスは段違い平行棒以外の3種目にエントリーされている。

シニア団体は明日開催されるが、前回団体エントリーをしなかったルーマニアが1班スタートの為、
どこまで点を伸ばせるかが注目される。
また、ロシアに関しては、
ロシア選手権で骨折したホルキナが何処まで回復、調整出来ているかが鍵となりそうだ。
ウクライナに関しては、現段階のベスト・オーダーを組んだ形になっているが、
大会ごとに調子が上下する事が多い為、いかにミスを最小限に抑えられるかが鍵になりそうだ。

2004/04/29 10:22(NED time)
いよいよヨーロッパ選手権開幕!

 

いよいよ今日からヨーロッパ選手権が開幕。
第1日目は10:30からジュニア団体が開始!
昨日の公開練習では、出場の危ぶまれたオランダのハルメスも練習に参加。
ロシアのホルキナの姿もあった。

2004/04/27
ジガンシナ代表から外れる!

 

ヨーロッパ選手権にエントリーされていたロシアのジガンシナが代表から外れ、
同じサンクトペテルブルグ出身のポリーナ・ミレールがエントリーされる模様。
骨折で出場が危ぶまれたホルキナは予定通り出場の予定で、
ザモロドチコワとのベテラン2人に加え、若手を3名エントリーさせる事になりそうです。

出場が危ぶまれている開催国オランダのハルメスは、28日に医師から最終結果が発表される。

2004/04/18
ドラグレスクがヨーロッパの王者に!

 

ルーマニアのドラグレスクがチーム戦からの好調を維持して新王者に!
第1ローテーション、得意の床からスタートのドラグレスクは9.712を出し好調な滑り出しを見せ、
団体戦同様に1位の座を譲る事なく完璧な形で優勝を手にした。
どちらかと言えば床と跳馬のスペシャリストとしてのイメージの強いドラグレスクだが、
得意種目で確実に高得点を稼ぎ、残り4種目を無難にこなす事で見事に不得意種目をカバーした。

結果を見る限りでは総合力で2位のマルチネスが優れていると感じるが、つり輪での8.950が大きく影響した。
3位には団体2位ベラルーシのサベンコフが入り、団体戦同様アナハイムでの屈辱を見事晴らした。

1位と2位の差が僅か0.087、3位までの点差が0.637と言う僅差で誰が優勝してもおかしくない状況で、
緊迫した試合展開は醍醐味があるものの各国1名枠で24名での個人戦はやはり物足りなさを感じてならない。
一部の国が独占しての個人戦は問題があるが、7点台、8点台がズラリと並ぶ選手が
個人戦に出場する事が果たしてヨーロッパNo.1、世界一を決める試合にふさわしいか・・・疑問が残った。

UEGサイトでリポート、リザルト、インタビューなど詳細データを公開しています。
http://www.ueg-gymnastics.com/set.php?id=default


2004/04/17
2004年 男子ヨーロッパ選手権

 

オリンピック前哨戦となる男子ヨーロッパ選手権がいよいよ開幕!
エントリーされていなかったロシアのネモフが期限ギリギリでボンダレンコに代わって出場。
調整不足が心配された通り各種目共得点が伸びず、
全種目エントリーのクリュコフ1人が頑張った感が否めないが彼も既にベテラン、
新人2人はミスが多く若手の伸び悩みが浮き彫りとなった。

団体はルーマニアが前回に続き連覇!
アナハイムでの屈辱の13位から完全復活のベラルーシが全演技9点台を揃える内容で2位になった。
3位には辛うじてフランスが入り、0.235差で4位にロシアが付けた。
ベレシュの死から1ヶ月半、多くの問題を乗り切る必要のあるウクライナは、
第1種目のつり輪でまさかの26.074、1位ルーマニアに2.913もの点差を付けられ出遅れたが、
残り5種目で追い上げ5位に食い込んだ。

詳しいリポートは下記ページをご覧下さい。
http://www.worldgymart.com/gymnews/euro2004men.html

2004/04/17
2003 ヨーロッパ・チーム選手権

 

総合大会の中間年に開催される様になったのがヨーロッパ・チーム選手権ですが、
今年は現在、男子ヨーロッパ選手権が開催中で、
4/29-5/2には女子ヨーロッパ選手権がオランダのアムステルダムで開催予定です。
昨年、別ページで特集したリポートへのリンクを移動掲載します。

http://www.worldgymart.com/gymnews/euro2003team.html

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